右側を知る為に右側を使う「投資脳を覚醒させよ」

沿って | 2014年8月2日

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何か新しい学びを得ようとしたときにそれを阻害してしまうのはそれまでの知識だったり習慣だったりする。

投機取引のトレードにおいても顕著にその事が表れる。
代表的な例が「Indicator病」これは最初にIndicatorありきの分析手法を勉強してしまった人が100%罹患する厄介な病気だ。

 

柔軟な思考で状況認識ができないままで数値判断をしようとするので、自己矛盾を起こしてしまう。

この厄介な病の現況は、株や先物や為替の取引を始めるときに、殆どの人が本を読んでしまうことにある。 (証券会社監修のものや雑誌から知識を得た人ほど重篤)

そこには必ずと言って良いほど、Indicatorの説明がされており、「●●だったら買い」等とくだらない洗脳がされる。

フレームワークができていない時に洗脳されてしまう。

フレームワークを簡単に説明すると、物事を理解する為の枠組みだ。
つまり、環境を認識する為の抽象度の高い思考という事になる。

証券会社の洗脳を身近なことに例えるなら、足し算引き算が概念的にわからない1才~2才の子供に、歌等で九九を覚えさせるのと似ている。
テクニック論としてはそれはありな手法だが、フレームワークが完成していない幼児にテクニックだけで九九を覚えさせると必ず弊害が出る。

同じことがマーケットの世界では平気で行われている。

そもそも論としてチャートというのは過去のレートポイントの履歴でしかない。
勝負をするのはそこではなく、まだ見えない右側だ。

imageチャートを形成する4本値は時間情報を持つ二つの数値とその間の高値と安値だ。
そして右側のレート変化に対して投機していく訳だから、極論を言えば温度計のような表示でもいいのだ。

どうせ現在レートより上か下かに賭ける行為を繰り返す訳だから。

 

温度計を例に出したのでもう少しこれで掘り下げよう。
実際問題として我々の生活と気温というのは密接な関係があるため、殆どの人にはそれを理解するフレームワークが存在する。

午前中に30度を超えている日に、午後から出かけるとすれば、誰しもが熱中症に罹らぬように水分補給を考えたり、直射日光に当たらぬように工夫をする。

ところが、投機取引の中で散見される投機家の行動にはそれらが希薄である。
チャートが発する何かの異変シグナルがあっても気が付かないのだ。
これは洗脳の影響だと思う。

もし・・・
マーケットに対峙して難しいと感じる人はリハビリとして全てのIndicatorを捨てることをお勧めする。

そして素直にチャートを眺める。

そうするとまずイメージの情報を右脳が処理してパターンが見えてくるはずだ。
パターンが見えてきたらフレームワークができつつあると喜んでもらいたい。

マーケットというのは投資家や投機家の総意としてレートが決まってくるので、似たような事が何度も繰り返される特徴があることに気が付くだろう。

Indicatorは数値の判断を元にチャート上やサブウィンドウに表示させるので、しっかりとしたパターン認識ができるようになってから使って欲しい。

 

さて・・・
この辺のことは文章で書くと超難解なので
XMの秋又龍志氏に譲ってしまおうと思います(笑)

恐らくですが、トレードと脳の器質に関して紐付けして話せるのは僕と彼くらいしかいないと思う。実際に日本でそれをいってる人は見たことありません。

環境認識とトレードシナリオ(8月6日水)

投資脳とギャンブル脳(8月13日水)

この二つは必見だと思います。僕が太鼓判を押します。

チャートの右側を攻略する為に、右脳のフレームワークを活性化させる。
このフレームワークは左脳にストックされる為、フレームワークが多ければ多いほど環境に適応できる。

右側を鍛えるんだ。

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