未だはもうなり、もうはまだなり と言うが、ぼちぼちヤリたい

沿って | 2016年11月17日

僕は基本的にクロス円ペアが嫌いです。

特にカンガルー(AUD/JPY)とかキウイ(NZD/JPY)とかはどうも好きになれません。ビースト(GBP/JPY)もです。

理由はいくつかあるんですが、一番の要因は【そんなの日本人しかやらないでしょ】ってことです。

 

bisこれはBIS発表のデータとクリック365のデータを比較するとわかるのですが、なんでわざわざ解りにくいペアを選ぶんだろうかと疑問に思います。
日本人に人気のペアなんて世界的に見ると取引対象じゃないわけです。

なんでこんなことになるかというと、証券会社の悪巧み(?)かもしれません。
もう一つ理由を挙げるとすれば、先進国通貨のなかで日本円だけが単位がおかしいからかもしれません。他の国の通貨同士を比べると、限りなく1対1に近い数値(1.2とか0.7とか)の比率ですが、日本円が絡むとややこしいわけです。

んで・・・当事国の我々は単位のおかしさに気付かないように円絡みのペアは円が後ろに表示されるわけですよ。
一昔前であればドル/円ではなく円/ドルのチャートが主流だったと思います(為替自由化以前)

 

それらとも関係するんだと思いますが、円が安くなることを喜ぶというおかしな現象が一般化しましたね。

 

僕がクロス円が嫌いなのはそういった日本人独特の感覚が嫌いなんです。
投資や投機の世界でよく言うのが「順張り王道」とか多くの「トレーダーが見ているポイント」という表現がありますが、日本人の大半は入り口が逆なんじゃないかと思うんです。
相場というのは人の意識の集合なんで、相場の流れに逆らうのは良くないというのは僕も同意なんですが、どうも人と話していると違和感を感じる場面が多いのです。

為替のトレードの話を他方と話していると、通貨先物などを例にするとその途端にハテナマークが点灯してしまうのです。

 

まあ、そんなことは関係なくチャートと素直に向き合っていれば良いことなんですが、投資対象(投機対象)を知らずに続けられるのかなあと思うわけです。
なぜかというと、トレード対象のチャートのテクニカルだけでなく、他の明確に見える材料があったほうがトレードし易いと思うのです。特に先物やオプションなどはポジションが後に公開されますからね。大口動向と自分がトレードした方向などの答え合わせに使えますし、未来の傾向値の参考指標になりえるわけです。
何かと何かを比べる時に、どちらが先に表示されているか・・・ここを整理しなきゃなりませんね。ここの整理が付いていないのが日本人トレーダーの特徴かもしれません。
FXのような相対値での有耶無耶なものに対しての一つのスパイスになりえると思うのです。

 

まあ僕は自他共認めるひねくれ者ですから、相場が加熱して上がっているとじっと売り場を探しますし、悲嘆にくれて売られた相場は底を拾おうと狙います。
日々の遊びのトレードでは適当なことをやりますが(笑)

そういった感覚で考えるともうボチボチ・・・と思ったりするわけです。
できればクロス円のロングポジションがもっともっと積み上がってほしいと感じています。

「未だはもうなり、もうはまだなり」

日々戒めながらチャートを見ています。

 

 

 

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