銀行から俺の金が引き出せない!・・・かも?

沿って | 2013年4月10日

久々の妄想記事なんで器量の狭い奴はこれから先は読むな。

日経電子版に面白い事が書いてあった。

 

日本の銀行、犯罪対策後手
来月から窓口確認厳しく、テロ封じ込めへ米が監視

http://www.nikkei.com/article/DGKDASGC25013_V20C13A3EA1000/

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小さな記事で殆どの人は見落としてるんじゃないかと思う。

つまりねえ、

『アメリカに言われたのでテロ対策の為に、お金の流れをチェックするよ』

と言うことがもっともらしく書いてある。

 

これはがある。

こんなのねえ、真っ赤な大嘘だよ。

ついに国民の金に手を出す準備に入ったんだよ。

 

上記の画像での黄色のマーカーのところをよく見てほしい。

200万を超える現金の受払とか現金支払が200万を超える宝石・貴金属の売買契約とか・・・(宝石・貴金属と言ってるのは、所謂貨幣に替り保有できうる資産性の物)

 

おかしいと思わないか?

 

滅茶苦茶腹が立つようなことがこっそりと決められて、こっそりと実行されている。

 

まあ、アメリカがテロ資金の規制名目で世界中のお金の在処を片っ端からこじ開けてるのは確かなんだけど、個人の預貯金でしかも200万レベルとなるとねえ・・・

因みにテロ対策の本場のアメリカで同様の事が行われているかどうかを友人に聞いてみたけど、受払に関してなんら規制されたり使途を聞かれることは無いと言ってたぞ。

銀行では前々から、まとまった資金をおろそうとすると『事前に言ってください』と言われていた。
ふらっと行って5000万円おろしたりするとお願い調で小言を言われてたが、これは、その支店内の紙幣在庫の関係。
(因みに、大きな額を急に引き出そうとすると帯の掛け変えが間に合わないで、日銀の帯がついてくることがあった)

そういう楽しみもなくなると言う事。いやいや!もっと深刻な状況。

誰しもがお金の流れを丸裸にされて、自分の金を他人に規制されると言うことに決まっちゃったということだ。

アメリカが言ってるからって変な理屈つけてるけど、これは建前だ。

 

 

そんな最中で新日銀総裁の黒田君が財政ファイナンスをブチ上げた。

「政府も日銀も財政ファイナンスでは無い」と否定しているが、

間違いなく財政ファイナンスである。

 

円価値の高い時に何も手を打たないで(資産性のある施策を講じなかった)ここに来て無理やりとも言えるマネタリーベースの拡大という暴挙。

これをやっちゃうと雇用や消費の拡大の前に輸入物価が上がってしまう。
そうすると、消費者の利払いはきつくなるわけで、半年後には不平をいう庶民が増えるだろう。

まあ、僕達のような投機トレーダーには適当な材料で上げ下げしてくれれば良いわけだが、過去の歴史を見ても財政ファイナンスで上手く局面を打開したことなど無いのだ。レーガンやサッチャー(死んじまったなあ)などの施策でもそれは証明されている。

わざわざ狭い道に入り込んだ気がするね。

で、実際に5日の国債先物は乱高下している。

imageそもそも論として、日本の貿易収支を見ても日本は輸出依存国ではなく、内需国だと思う。
輸出の数字は約60兆円。
大手輸出企業の下請け商売は国内で決済されてその金額はこの60兆の数字の中に丸められているわけ。

んで、輸出総額よりも輸入総額が多く貿易赤字に転落したのは円高のせいだと言って、強引に円安政策を断行しているけど、ここから見るとGDPに対する輸出の数字はそう大きくは無い。

つまり、この状態で無理にお金を印刷して円安誘導しても、原料輸入の方に先に結果が出るので余計に苦しくなると思われるわけだ。

原発問題も有り、エネルギーの安定確保が必死な状態は誰もがわかっていることだと思うが、政府も日銀も馬鹿だからお金を刷って解決しようとしている。

金融というのはどんなにテクニックを使っても、それそのものは価値を生み出すものではない。そんなこともわからない奴らがこの国の経済の舵取りをしているのはいただけない事実。

価値を生み出すのは人々のアイデアや労働によって形作られる物やサービスだ。

見せかけのお金の印刷でごまかしておきながら、家計の資産へ手を延ばす準備を進めているのは許せない行為だと思う。

安倍さんになって少しはまともになるかと思っていたけど、これは一歩間違うとまずい方向へ行っちゃうと思うね。

日本は労働人口が減りつつある中で、単純にお金を刷ってばらまいてもその使い道は見いだせない。

人口ボーナスが残っているのなら今回の施策も刺激にはなると思うが、行き場の無いお金を印刷してばら撒くだけで終わる気がする。

株高で兜町は湧いていると聞くけど、真の実力で未来の業績見通しがあるわけではなかろうに・・・

 

 

『因果』

因は始まり 果は終わり。

未来の『因』は『今』である。

『今』の行動次第で『果』はかわるのだ。

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