海外ファンド(ファンドラップ)の契約者だと思われる方々からの質問が沢山寄せられています。
最初は何を言っているのかがよく理解できませんでしたが、何人かとやり取りをさせていただいているうちに、だんだんと全貌が見えてきました。
因みに、僕と同じ行動をとった方達は、問題はありません。
ファンドラップはスタンダードライフ社やフレンズプロビデント社などとIFA(独立フィナンシャルアドバイザー)を通じて契約をします。
日本国内で契約をする場合は、日本国用の契約となります。
これは、保険業法などとの絡みがあるため、商品としての構成は全く異なったものです。
特徴や性質等の話は長くなるのでここではしません。
今回は、騒動が起きていることの現況を僕の妄想でお答えします。
日本国内で「資産形成セミナー」とか「海外ファンドセミナー」とか言って集客しているのはちょっと問題があって、かなりグレーです。
ファンドラップは保険的要素も含まれているので、場合によっては保険業法にも触れますよね。
更にそこで「口座開設ツアー」と銘打って集客とツアーを実行すると、旅行業法に触れてきますね。(確か第1種・・・預託金7000万で資格をとる旅行業が必要だと思う)
今回、僕に相談のメールを寄せて頂いている人達の共通項は、そういった集客方法をとっているIFAとの代理契約をしている会社を通じてファンドラップの契約をされた方たちです。
何人かの質問を要約すると、以下の様なこと。
・代理店に言われてIFAの移管を進めているんですが、フレンズプロビデントが認めてくれないようなんです。
・代理店はフレンズプロビデントが悪いと言っています。
当事者の方には気の毒な話だと思うのですが、背景を考えれば頷けるところがあります。
前記したように、問題が発生しているのは、ある代理店を通じて契約をしていた方達なんです。
ある代理店とは、以前にもこのブログで警鐘記事を載せた経緯があるところなので、僕からすれば「やっぱりなあ」って感じなんです。
日本で派手に集客しているこの代理店はIFAではありません。
IFAと契約してIFAに顧客を紹介してコミッションを得ている営業代行会社です
(ですと言い切っていいかどうかは問題がありますが・・・)
つまり、この営業会社に問題があると考えたほうがいいと思うんです。
この営業会社は、最近違うIFAと契約をして、今までの顧客にIFAの乗り換えを薦めています。
「今まで自分たちが斡旋してきた、IFA(旧)の運用成績が良くないから、新しいIFA(新)の●●●●社へ移管しましょう」
無料セミナーなどで集客した大量の顧客に対して、IFAのチェンジをお勧めしています。
この営業会社は、以前にもそういうことをやっています。
で・・・僕が知っているのは、フレンズプロビデントはこの営業会社を問題視しているということです。
ここが以前に契約していた某IFAは、集客方法に問題があるとされ、フレンズプロビデントから契約を打ち切られた経緯があります。
実は僕も、この営業会社から勧誘を受けたことがあるのですが、表面上の言っていることは最もらしいのですが、ファンドラップの特徴等の説明がある方向へ傾いていて、重要な説明をしません。
重要な説明を理解していない人達が大量にIFAのチェンジ申請を同時に出すわけですから、「ムム!これはなんかあるな」となるのは当然だと思いませんか?
で・・・調べてみると「ああ・・またあの会社が絡んでいるのか」ということです。
さて、ここでフレンズプロビデントの側から見てみると、フレンズプロビデントは自社のファンド群をIFAを通じて顧客に開放します。
顧客は、開放されたファンド群を吟味して、自分で自由にポートフォリオを組むことができます。
しかし、一般的にはファンドを選んでポートフォリオ化するのはとても難しいので、多くの場合はIFAに一任契約をして、IFAが顧客個人に代わってポートフォリオを組成します。
つまり、今回の顛末は、フレンズ側からすると、一任勘定の成績が良くないIFAからの大量且つ同時期に、違う特定のIFAに移管申請が出ているという見方です。
『大量且つ同時期』
これって、契約者本人の意志だとみなされるでしょうか?
もし、誰かがIFAの運用に疑問を持って、他のIFAに移管する場合は、あくまでも個人の意思と裁量でIFA探しをするわけですから、『大量且つ同時期』はありえないわけです。
何か歪められた事実で、物事が動いていると警戒するのは当然だと言うことです。
フレンズとしてはこの営業会社が絡むと思われる契約に関しては、慎重な態度を取らざるを得ないと思います。
僕の仲間ではこの時期にでもIFAのチェンジをした人が何人もいます。
もちろん、僕も無料でお手伝いさせて頂いたわけですが、数ヶ月間考えていただいての結論ですし、IFAとの面談(再度の重要事項説明やプラン説明)などを踏まえて、とても慎重に行いました。
もし、お困りの方がいましたら、この記事で僕が言いたいことをしっかりと考えて、自分で行動することをおすすめします。
この記事で言っている営業会社に関して、僕は何も恨みはありません。むしろ問題になるほどの営業力を持っているのは凄いことです。
しかし、こういう営業会社は、責任を取る立場で皆さんにお話をするわけではないので、結局のところは最終責任は自分となります。
因みに、ファンドラップの旨みは利回りではありません。
予想利回りグラフに魅せられて契約した人は、ひょっとすると大損しているのかもしれません。
追記
IFA事情に詳しい方からご一報頂きました。———————————-
そもそも、他のIFAからの移管を受けるかどうかは、フレンズとしては関与しない部分なので、●●●●社そのものがフレンズから警告を受けているのかもしれません。
またはマルさんの推察通り、この営業会社の絡みでの問題かもしれません。
想像力を働かせて考えると、そういう理由をつけて、フレンズを解約させてスタンダードライフなどに誘導すれば、営業会社は儲かるんじゃないでしょうか?
妄想ですよ。妄想。
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怖~
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