FXに限らず、得て不得手というのは必ずある。
FXというのは世界中の通貨の交換比率(レート)の上がり下がりを証拠金を差し入れて利鞘を狙うわけだが、多少なりとも計算能力が必要。
今日は、ゴールデンウィーク中なので、リフレッシュの意味も含めて、トレーダーとしての必要資質の有無を見定めるための小テストを公開する。
ちょっとした計算問題を出しますから、自分のトレーダーとしての資質を探ってみてください。
『俺、小数点の計算苦手なんだよなあ~』
『足し算は良いけど、引き算となると・・・』
『割り算は嫌いです・・・』
計算問題と言うとそんな声が聞こえてきそうです。
しかし、最低でも使用するインディケーターの数式を知り、それが意味する現象を理解するには、三平方の定理くらいまでは復習が必要なんだと思うよ。
三平方の定理は三角形の角・辺の長さ・面積などの関係を表した有名なやつです。
ピタゴラスの定理とも言いますね。
その基調となるのは内角の総和が180度になる点だ。
よく、ノウハウ書などでMACDの角度や移動平均の角度などという表現があるが、これを知らなければ、ちょっと難しいかも・・・・
能書きはともかくとして問題。
30秒で解いてほしい。使ってもいい道具は電卓(まあ、できれば暗算で)
準備ができたら下へスクロール。30秒で問題を読んで答える事
問題 円の面積を求めよ
答えは解けただろうか?
簡単?難しい?
解けなかった人と、難しかった人はこの下の続きを読んでほしい。
解けなかった人も難しく思った人も、僕が仕掛けたミスディレクションに引っかかったのだ。
自信を失う必要はありません。
あっはっは!
ミスディレクション【misdirection】 というのは、手品や推理小説などで、観客や読者の注意を、手品の種や本筋からそらすこと。また、そのために用いるものの事を言います。
貴方が問題を見る前に、僕がわざと三平方の定理などの話を展開したので、貴方が難しく考えてしまったにすぎません。
三平方の定理など、普通に裁量トレードするにはまず必要ありません。
あそこで最低でも三平方の定理くらいは・・・と書いたのはミスディレクションの仕掛けの為です。 信じちゃった人はごめんなさい。
それでは答えと解説です。
BDが8cm
BDは長方形ABCDの対角線
長方形の2つの対角線は長さが等しいわけです。
なので、BD=ACに気がつけば、円の半径が分かります。
円の半径は8cm。
そうすると、円の面積の公式は 半径×半径×π なので64π㎠が答え。
三平方の定理なんて関係のない簡単な問題でした。
トレードでは、ミスディレクションに引っかからないように、冷静な気持ちでチャートを見つめることが重要です。
因みに、MACDの角度や、移動平均の角度は、チャート横軸とチャート縦軸を固定化して定義しなければならないので、定義者によって答えはまちまちです。
チャートの自動縮尺をやめて、縦軸横軸の定義を決めない限りは、角度は全く無意味です。
MACDやADXなどの角度云々言っているものは、見る人の環境やチャートによってまちまちです。
40歳以上のオヤジの●ンチンの角度と同等な位あてになりません。
疑いもなく信じ込んでしまうと、ミスディレクションに引っかかっているのと同じ状態になります。
意外に思うかもしれませんが、チャートソフトや、売られているトレードノウハウ本等には、【misdirection】を誘発する記述が沢山含まれています。
貴方はひょっとすると負けるように教育されてるのかもしれません。
投資に関わる様々な情報には、嘘が沢山仕込まれています。
勉強熱心な人ほど、能力をそがれてしまうのがこの世界です。
インディケーターのパラメーターの研究を必死でやっているひとや、難しい数式をこねくり回す人で、安定的に勝っている人を見たことがありません。
往々にしてそういう人たちは沢山の投資に関わる書籍を読み漁っています。
FXはもっとシンプルに考えた方が簡単ですよ。
チャートを冷静に見つめて、効果的な戦略を選び、可能性が高い方へポジションを取る。トレードってそういう単純なものです。
そのことを赤裸々に明かしてあるのが、
BBFAdvanceという教材なんですよ。
持ってない人は、これを機会に相場の本質論に気が付いてくれるといいですね。
因みに、P社には、Miss.directionのN女史さんがいます。
(彼女の新しいあだ名にしようと企んでます)
先日も、誤って会員データーを消しそうになった云々が騒動を呼びました。
一応解説すると・・・Miss.は独身女性のミスですよ。
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