異なるマーケットを覗いて見ると

沿って | 2017年3月27日

3月最終週ですね。株式市場では明日の28日が月内最終日です。

為替トレーダーでもドル円などを好んで取引する人は225先物のレートを気にする人が多いと思います。
僕も異なるマーケットを観察する方です。

225先物と225現物の違いで知らないと混乱するだろうと思うことを書いておきますね。

 

225先物のメジャーSQは御存知の通り3月6月9月12月とあるわけですが、現物株取引を行う人の中には、【配当取り】を狙う取引を行う人も多いことに着目してください。
株式では配当の付く日に保有していると配当が貰えるということに着目した短期取引を好む人が少なからず居るということです。この時期の今年の場合ですと3月28日の引け時点で保有している人が対象になります。この日が受け渡しベースでの最終日ですから、この日の引けに一瞬だけ株を保有し権利を得たら手放す取引をするのです。
このことが225現物と225先物のレートの開きと関係します。
この時点では先物の3月物は既に無いわけで、中心限月は6月物ですから、先物市場では権利落のレートを既に織り込んでいます。故に225現物と先物の値段が乖離し易いのがこの時期です。
受け渡しベースの最終日の翌日は、225現物のレートはガクッと落ちることが多いのですが、これを知らないと【よし先物売りだ】と安易に思うかもしれませんね。

 

 

さて、27日のマーケットオープンではドル円レートも225先物レートも下落してスタートしました。
裏付けを他のマーケットで探してみると、米国債10年物にも変化が現れています。

この画像はローソク足が米国債10年ものでラインがドル円で、それぞれ1時間足で表示しています。日本時間で27日午前10時頃。
米国債もドル円も先週の安値を割っているのが確認できると思います。

実はこのように他市場の銘柄を見ておくことで、自分のトレード根拠の裏付けとなったり、場合によってはトリガーとして活用することができます。

米国債10年物などのレートはトレーディングビューなどで見ることができます。米国債10年もののコードはUS10Yです。

 

 

 

 

 

一緒に読むとトレードが上手くなる記事: