3月2日(ブルームバーグ):2日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場でギリシャ国債を保証するコストが過去最高となり、5年以内のデフォルト(債務不履行)確率99%を示唆する水準となった。
BNPパリバとCMAによると、ギリシャ債1000万ドルを5年間保証するCDSは前払い保証料760万ドルと年間10万ドルの水準で取引されている。
2012/03/03 00:21 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M09K0G6JTSE801.html リンク切れ
で・・・わずか1日前の報道では?
3月1日(ブルームバーグ):国際スワップデリバティブ協会(ISDA)の判定委員会は1日、ギリシャ国債を保証するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の決済を引き起こす信用事由は発生していないとの判断を下した。ISDAがウェブサイトで発表した。
以下略
2012/03/01 23:35 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M07IOR6JTSEB01.html リンク切れ
要するに、新債券と交換という問題先送りの禁じ手でデフォルトを免れたギリシャだが、そのことで派生する債務免除云々のところで、債券の劣化にあたるかどうかのジャッジを昨日行ったわけ。
ジャッジするのがJPモルガン・チェースやパシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)だというのも笑える。
自分たちの都合の良いジャッジするに決まってる。
しかし、本質的に返済目途ができたわけでなく、問題を先送りしただけなので、先程の報道では5年以内に債務不履行を起こしてCDS連鎖が起こる確率が99%だと報じられているのを見て、大笑いしている僕がいる。
たぶん、大笑いしているのは僕だけではなく、会社経営をしている人(あるいは経験のある人)なら、みんな大笑いしていると思う。
やっぱり借金は大きい方がいいんだね。
小さい借金ほど追い込みきついもんなあ。
個人で借金苦に陥ってる人から見たらうらやましいだろうねえ。
日本ではCDSの事なんて大きく報道されていないから、解らない人の方が多いと思うけど、これってかなりやばいんだよね。
ギリシャの債券を保有している民間は、53%も債務削減を迫られて、泣き寝入りしかない。
数か月前にデクシア破綻があったけど、タイミングが良かったよね。
もし破たん劇が今のタイミングなら大暴落だと思う。
デクシアは本邦のりそな銀行と同規模の銀行だからねえ。
そんな中で僕が危惧していたサムライ債に関しては、本邦の保有者に関しては債務削減の対象とならない様子。
債券管理会社のあおぞら銀行、新生銀行、みずほコーポレート銀行から声明が出ているそうだ。
いつ来るのかわからないけど、売り仕込んでいる時に来てほしいね。
ユーロ系を売りで建てる時は、利確を思いっきり下に置いておくか・・・
早く来い来い!
気になる人は以下も参考に妄想を膨らませてください。
週刊ビデオレポートでは、11年10月29日あたりでサムライの事を話している。
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