通貨安政策戦争 舌戦を眺める

沿って | 2014年9月25日

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「今の水準から円安になることが、日本経済にとって何か非常に好ましくないとは、私は思っていない」

9月4日の黒田総裁の発言はよく読まないと解りにくいね。

非常に好ましくない
とは
私は思っていない

つまり円安容認ということ。

その後9日にはマイナス金利オペレーションを実施。
(短期国債を市場からマイナス金利で買い取る)

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チャートはユーロ円1時間足を縮めて表示した物。
4日の発言の後には一旦円高方向で、9日のオペレーションの後には円安方向。

誤用アナリストの発言の中には、
『日経平均株価が上がらないのは対ユーロに対して円高圧力があるからだ』
という発言もチラホラ。

そして昨日の安部発言報道。

GPIFについて
『GPIFのポートフォリオ見直しをできるだけ早く。極めて重要視している・・・』

TPPについては
『日本も思い切って合意へ向けて貢献していく覚悟。広い経済圏に打って出る。内外の改革を一体で進めていくことが、日本の農業の将来のために欠かすことができない』

消費税引き上げを決定する12月に向けて、各方面で必死だね。

こういう形で引っ張れば引っ張るほどその後の反動は避けられないと思う。
用意しなきゃいけないとつくづく思う。

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