バカと言われるトレーダーの話を前回記事で書いています。彼は物凄い努力家です。ちょっと突き抜けた感じがしませんか?
P社の社長のMr.Mも、プロになるために2年もの間、100銘柄のチャートを手書きし、紙の上でのトレードをひたすらやっていたそうです(当時はデモトレードの環境がなかったため)
さぞかし辛かったろうなあ~
きっと頑張ったんだろうなあ~
そう思いませんか?
ところが・・・突き抜けた奴の共通点として、そのプロセスでは辛さや頑張りよりも希望や楽しみの方が大きいのです。
つまり、一般的には辛いと思われるような努力を楽しんでやっています。
そのプロセスでは、何かの思い付きから仮説を立て、検証するという行動を繰り返すわけですが、殆どの思い付きは没になります。
行き詰まる事も多々あったはずです。それらも含めて楽しい事なんですよね。
彼らの話を聞いていると“楽しそう” ですよね。 辛さよりも楽しい感情の方が圧倒的に大きいのです。
実は、何かを習熟したい時は、辛いと感じて努力するのは間違いで、楽しさを感じて取り組む方が圧倒的に優位な結果が出る事が証明されています。
つまり、闇雲に根性論で頑張るよりも、楽しむ方が成長につながる結果を得やすいのです。
【頑張る】日常的にはよく使う言葉ですが、実は曖昧で何も基準のない言葉です。
僕は日常の中で、できるだけこの言葉を使わないようにしています。
人にエールを贈る時も『頑張って!』とは言わず、『楽しんで!』と言うように心がけています。
まあ、ちょっとした違いなんですが、ちょっとの違いは時間経過で効いてきますから、思い当たる節がある人は真似てみてください。
為替であれ先物であれ株であれ、共通するのは自由であるということです。
投機取引には、簡単なルール内で、すべてを自分で執行できるという自由があるのです。
- やる、やらない、売る、買う、様子を見る
- エントリータイミング
- エントリーボリューム
- 保有期間
- その他
それらすべては自由に自分が決めるのです。
この自由を楽しむのが一番の上達方法じゃないかと思います。
頑張ってエントリーする。
頑張って保有期間を長くする。
・・・頑張るって言葉が付くと物凄い違和感がありますよね。
楽しんでエントリー!
楽しんで決済(例え負けトレードでも、次があるわけですから)。
そう考えるとワクワクしませんか?
未来をより楽しくするために、現在のチャート検証も楽しんでみてください。マーケットアプローチのエッジ探しも楽しんでください。
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