勝手な妄想なんで本気で読むな。
先月発動されたQE3だが、各連銀総裁の意見が割れている気がする。
翻訳されて流された各連銀総裁の発言趣旨を勝手にまとめてみた。
まとめるにあたっては僕の憶測も入っているので、正確性はないと思う。
- フィラデルフィア連銀総裁(プロッサー)
雇用はインフレ率と同様に目標を定めるべきではない - セントルイス連銀総裁(ブラード)
失業率低下を金融政策の数値目標とすることに反対。 - ダラス連銀総裁(フィッシャー)
QE3はインフレ期待を高める結果をもたらしただけで、雇用増にはつながらない。 - サンフランシスコ連銀総裁(ウィリアムズ)
QE3は賛成。ただし金融政策は実体経済への効果浸透に時間がかかるため、雇用効果を確認する前に利上げするべきだ。 - シカゴ連銀総裁(エバンス)
QE3を強く支持する - クリーブラント連銀総裁(ビアナルト)
QE3を擁護。金融政策と雇用は単純な関係ではない。米国財政問題とユーロ危機解決が必要。
12の連銀の内の6総裁の発言しか拾えなかったのだが、バラバラ意見に思える。
今回のQE3は住宅ローン担保証券を月額400億ドル買い入れるというもので、労働市場の改善がみられるまで続けるという趣旨のもの。
米国での不動産市況は概ね底からの脱却が明らかになり、西海岸を中心に価格が上昇し始めているという感じ(これは僕の主観。米国へ視察に行った際に感じたこと)
ただ、このQE3が雇用への影響を持つかと言うと僕には疑問が残る。
住宅ローン担保証券を買い入れるというのは、傷んでしまった不動産市場へのカンフル剤にはなりえると思うのだが、その影響は個人の生活には関係ないような気がする。
つまり、これでお金をばらまいても、一般の人々への恩恵にはつながらず、雇用の拡大には関係がない気がする。
今週の雇用統計にQE3効果が数値として織り込まれるとは思えないのだが、QE3の内容そのものはただ単にドルの価値下落を引き起こすだけだと思うがね。
QE1、QE2共に発表後しばらくの期間でドル円レートは下降している。
まあ、僕の場合は理由をこじつけて売りたいだけなんだけど・・・
先月の雇用統計の一幕はとても面白かったのだけど、今回はどうなるのかね?
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