トレードノート(玉張)の大切さを知っていますか?

沿って | 2011年7月21日

トレードノート??』『玉帳??』 そう感じた人もいるかも知れないね。

トレードの履歴やその時のイベントや自分の感情、そしてエントリーやイグジットの理由。
それらを克明に記録する為の一冊のノートを用意すべきだ。

今の世代の取引システムでは、しっかりと履歴が保存されるので、これを怠っている人が多いと思う。
(殆どだな・・・間違いない)

しかしながら、このトレードノートをつける事は何にも代えがたい効用をもたらしてくれる。

負けている人ほど、自分の取引の履歴を正確に話すことができない。
つまり、自分がどこでどういう状態で負けているのかがわからないわけ。

システムトレードでも例外ではないね。(自動売買も)
予め導き出された数値でエントリーとイグジットを機械的に繰り返すのがシステムトレードだから、自然と玉帳をつけているようなものだが、そこには大きな落とし穴がある。
そのまま繰り返すと、いつか手痛い目にあうはずだ。

システムトレードこそ履歴管理を詳しくつけるべきなんだよ。
システムトレードのトレードノートは、他の指標の変化率やイベントなどを一緒につけておくと、システムが機能しなくなった時に、ドローダウン更新前に異常に気がつく。
(カラクリセミナーでは、その具体的な察知方法を明かしたが、自動の履歴からはそれを知ることは出来ない)

スキャルピングトレードなどで売買回数の多い方は、その日の履歴をプリントして振り返りのメモを残せば良い。

とにかく、どんなトレード方法であれ記録を正確に自分の手で残すのだ。
自動で保存されていく履歴では相場の風を感じることができない。
裁量であれ、システムであれ、トレードノートを自身でつけることにより、自分自身のトレードの良し悪しが明確になる。

良し悪しが明確になれば、自分自身が次の手を勝手に考える。
もちろん、良し悪しが不明確でも色々と考えると思うが、不確かな材料から得られる答えは、まず間違い。

自分の未来を明るくするためには、過去を明確にし、現在でニュートラルな精神状況を作ることが大切。
過去から時間の波でつながった結果が現在。
現在から続くのが未来。
現在がおかしい場合は、未来もおかしくなる。

『勝った』『負けた』は結果。結果は過去。
その結果を正しく把握して、現在の気持ちをニュートラルにしなければ、未来を語ること自体が愚かしいことになる。
未来を明るくするためには、現在に不安や混沌を抱えてはいけない。

トレードノートは大きな力になる。

因みに、エクセルやワードで作るのも良いが、子供時代にPCを触りまくっていた人以外は手書きをお勧めする。
子供の頃にジャポニカ学習帳や昭和ノートで勉強していた人は手書きでやれということ。

そういうのは、敢えて変えないほうがいい。

そういう人は脳みそがアナログなんだから。(僕もだよ)

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